酷すぎる大学の特別講義。一日目の文句。
まず、ここで語る内容に固有名詞は極力入れないように心がける。何かサーチされて「あ、あの人はてなブログでこの前のこと愚痴ってる」とか言われたら傷つくじゃん?
本題
まず、僕らはこの講義に参加する代償として、30000円を支払っている。何でこんな大金を支払ったのかというと、
「この講義は、ある高級ホテルに二泊三日で行われるんだ。そのホテルっていうのが、30000円では宿泊できないような部屋が用意されてるんだよ」
との言葉を信用しての決断だった。
まぁ最初から修学旅行的な感覚だったので、宿泊費以上のものがもらえるなら嬉しいことだと、あっけらかんと考えていた。
が、相部屋である。
こういうトリックとは名ばかりなものに騙されるとは思わなかった。大学ってのはこうやって人を騙すんだなって思ったね。
だが、まぁここから金では買えないような経験が待っているのだろうと期待していた。
この講義にはいくつもの大学から人が集まって、単位欲しさの人間が多いらしいことは、最終日に知ったことだ。
そのメンバー総勢29人を6つの班に分けるのだが、企画側はそこで立候補を募ったのだ。だがなかなか現れない。現代っ子特有な現象だとは思っていた。僕も挙手はしなかったのだが、今にして思えば、実験がてらやるべきだったと後悔している。どうせなら色々やるべきだったとね。
このように挙手しないのは例年通りらしい。なら尚更ランダムにすればいいのだが、何故かしないんだなぁ。
なんだかんだ集まった6人。すると企画側は、「その6人のところに自由に集まれ」と言い出した。
なんとも残酷な人たちだろう。勇気を出して挙手した若者たちで人気投票をさせたのだ。こんなの集まらなかった人はかわいそうじゃないか。だが、企画側はそんなの考えてもいないらしい。そこで怒りをおぼえた。
その後なんだかんだで班が平等に割り振りされ(ここまでのくだりをシャッフル一つで短縮できたのに)、その講義が始まった。
内容はざっくりいうとこう。
「ここの地域に、空港からお客さんを呼ぶにはどうするのか、皆さんでグループワークしてね」
最初に聞いたときは「こうやって若者の考えを援用するのか、ひどい話だな」とため息ものだった。しかし、お金をもらっておいてそんなことはしないでも、「知恵を貸してください」というように、謙遜を交えながら学生の考える力を育もうとするのだろう。そう考えていた。
「君たちはこの講義に参加したことに誇りに思っていい。」
企画側のこの発言には驚いた。
「えー!!?お金貰っておいてそんなに傲慢になれる人間がいるの?」
と、最早新種の珍獣を見られたことに感謝をしながら慰謝料を請求したい気分だった。
という言葉を信じていたのだが、煌びやかな雰囲気はきれいさっぱりなくなった。
そして、グループワーク。
この班がまた癖のある人たちだった。めっちゃウェーイしてる。更にはたばこ吸ってるから基本的にイライラしているのでかなり扱いに困った。そんなスモーカーが二人いる。4人中2人だ。手に負えない。
そして、僕を除く3人はかなりウェーイな方々で、僕がないように口を挟んでもあまりいい反応しないくせに、中身がない話にはめっちゃワイワイ話し出す。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、取り残されてる感が否めない。
そこまではいい。
別の班を馬鹿にしだしたのだ。こいつアイス食ってたんだぜ(だからなんだよ)とか、あいつプロデューサー(マジでだからなんだよ)とか。
とにかく、僕が一番嫌う
他人を出汁に盛り上がる連中の班だったのだ。
やっぱりどこにでもこんな考えをしてしまう人っているんだなって、悲しい現実を目の当たりにできた一日目だったよ。
続く。
酷いと思うだろ?これ、一日目なんだぜ?