命を救いました、この手で。
今日の用事の道すがら、一匹のすずめが地面でピヨピヨと囀ずっておられた。
車や自転車が通ることが特段珍しくもないこの道で、もしもこの小さな命が踏み潰されるのは想像に難くない。手を差しのべる。
ピヨピヨ!
(何気安く触ってんだ!穢らわしい人間め!)
oh...マジでかわいいなこのこ。
ひょいと持ち上げる。生き物特有の熱を持った感触は、今自分がしている事の重大さを自覚させた。小鳥を車が通らない場所へ移した。
ピヨピヨ!
(なんて事してくれるんだ!巣のある木が遠くなっちまったじゃあねぇか!)
まぁまぁピヨまで言うな、感謝しているのだな。その命、大事にしろよ。
(恩返しに金塊持ってこないかな)
って事があったんですよ。今日唯一の癒しかもしれない。
家に帰ったらドスっと座ってしまいまして、気づけば18時。タイムリープマジでやめてほしい。
ごはん食べた後に霊園で散歩。日が沈んでしばらくたつから、黄昏時ってやつを堪能しました。
さらにそこでメガネを取りますと、視界がボヤけて鳥の声や木々の音が鋭敏に聴こえて善きでした。
その散歩でね、コウモリいたよ。パタパタしててかわいいんだよなぁあいつら。虫取網で捕まえて存分に愛でたい気持ちがあったけど無心で散歩しましたね。
つまり散歩は最強だということだ。